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あうろーブログ

アウトローにもなれない41歳の男が今日生きるために書きます。思ったこと、たまに妄想しちゃったこと、読んでよかった本、洋楽まとめなど書いてます。アマチュアドラマー

なにかと冷たいって言われる大都会、その陰には大都会ならではの安心感がある。

それ以外全部

お酒で具合が悪くなり、大都会の駅でさまよってたときの話。

 

ハイトーンボイスな背の低い色白の黒縁メガネのおじさん駅員の話。

 

☆ ☆ ☆

 

まずは駅構内でちょうどぼくが買い物袋に向かってゲーゲーしているときに後ろから声をかけられる。

 

「おきゃくさまーおきゃくさまーだいじょうぶですかーたてますかー」

 

ぼくはまさに事を実行中なので振り返れないし声を出せない。やっとのことで合間に「ちょっと待って下さい」とだけなんとか言う。

 

事が終わって振り返ると誰もいない。

 

"冷たいな…"

 

その後しばらくそこに座り込んでいるときにふと思う。

 

"少なくともぼくがここにいることを知っている人が一人はいる"

 

☆ ☆ ☆

 

ふらふらしつつもがんばって歩いて駅員のいる改札にたどり着く。

 

カウンターに突っ伏しながら「トイレ貸してください」と声を絞り出すと、

 

「おきゃくさまー トイレはここになくて、うしろの階段を降りて歩いて3分くらいのところにありますー」

 

さっきと同じ声の持ち主だ。

 

「そこまで歩けないので、もっと近くにないですか?」

 

「おきゃくさまー トイレはここになくて、うしろの階段を降りて歩いて3分くらいのところにあります。おきゃくさまー 歩けますかー」

 

「いや。ちょっと厳しいです。」

 

「おきゃくさまー トイレはここになくて、うしろの階段を降りて3分くらいのところにあります。おきゃくさまー 歩けますかー」

 

歩けないって言ってるのに…

 

あきらめてそのトイレにがんばって歩いた。なんとかたどり着いて事なきを得た。

 

☆ ☆ ☆

 

振り返ってみて…

 

大都会の駅員さんは冷たいなーと思った。

 

一方で、ぼくはのたれ死にすることはないという安心感をくれてありがとーと思った。

 

その安心感はでかい。

 

冷たかろうがなんだろうが、彼はわざわざぼくのところに来てくれて、ぼくの存在を認識してくれた。

 

人が少なければ誰もぼくに気づいてくれないし、誰もぼくのところに来てくれない。

 

人情より都会のちょっと冷たい対応のほうが結局いいのか…

 

なんだかちょっとくやしい。

 

でもこれが現実だよね。。。

 

 

 

とりあえず…

 

今日は生きるつもり。