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【読書感想】江國香織さん著「きらきらひかる」(紫式部文学賞)ホモ男性とアル中女性夫婦の本気な恋愛がしんどくておもしろい

江國香織さん著「きらきらひかる紫式部文学賞受賞作品

 

 ホモの男性とアル中で精神不安定な女性の二人が主人公。

一章ごと交互に二人どちらかの視点で書かれてる。

二人は結婚していて、もちろんセックスレスだけど愛し合っていて、それを必死に守ろうとしてるけど、なかなかそうはいかないという話。

 

やっぱり"守る"って無理ゲーだ。その時のその状態を守りたいと思っても、少なくとも時は過ぎていくもんね。でも恋愛とかで盛り上がっていると、この状態がずっと欲しいと思っちゃう。

いつまでたってもそんなことを言っているから上手な夫婦関係がつくれなかったような気がしてきた。いや、これは本題ではないからもうやめとこう…

 

この本だけでなく、江國さんの小説を読んで感じるのは、"恋愛ってしんどい"ってこと。ご本人もあとがきで書かれている。"ひとかけらも残さず吸い尽くしてしまわないと気がすまない"って感じ。

 

これはしんどい。読んでてしんどい。けどおもしろくて途中では降りられない。

終わり方がとってもよくて、ずっとしんどかったのに読後感が悪くない。

 

しんどい恋愛をしてる方、しんどい恋愛をしたことがある方、しんどい恋愛をこれからしたい方、しんどい恋愛をしたくない方、どなたでもオススメできる小説だと思う。 

 

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とりあえず…

今日は生きるつもり。

 

 

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