【読書感想】和田秀樹さん著「コフート心理学入門」納得したり反論したり考えさせられたりと、ぼくの脳みそを動かしてくれる楽しい本
最近心理学に興味を持つようになって、コフートなんて初耳だけどこの本を読んでみた。
おもしろかった。
主に"フロイトだとこう考えるけど、コフートだとこう考える"という書き方をしてくれていて、フロイトについての知識も得られるし、わかりやすい。
いくら筆者がそうじゃないと随所に断りを入れていても、なんとなく"フロイトはだめでコフートはいい"という感じを受けてしまう。
これは、入門書で短くわかりやすく書いてくれてるんだから仕方ない。
「ちょっと極論なんじゃないの?」とかツッコミ入れながら読むのも楽しいし。
フロイトの本も読んでみたくなるっていうのも楽しい。
本の中に"一人称のIを外から見たもの"という言葉があり、なかなか腹落ちできる考え方ではないんだけど、これがたぶん一番わかりやすい言語化なんだろうなと思ったり。
他にも"本音を受け入れてくれる相手でなければ健全な依存ができず、自己対象として機能しない"と書いてあり、「いやいや、本音を受け入れてくれる相手なんていないでしょ」と思ったり。
"そうか、こんなことを考えるのは自分だけじゃないんだな"と思えることが大事と書いてあり、「ふむふむ、確かに」と思ったり。
納得したり反論したり考えさせられたりと、ぼくの脳みそを動かしてくれる楽しい本。
あとがきに「amazonレビューに著者が反論できない仕様なのが残念」ということが書いてあり、新鮮さを感じた。普段古い本ばっかり読んでるので(苦笑)
もっと知りたいとかもっと読みたいと思わせてくれる本は、素敵な本だと思う。
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