【読書感想】有川浩さん著「ストーリー・セラー」素敵な恋と夫婦愛、悲しい読後感と穏やかな読後感が味わえる
有川浩さん著「ストーリー・セラー」
最近文庫版が発売された作品。人気作家さんだけあって、本屋では平積みでたくさん置かれてた。表紙がとってもオシャレ。
と紹介しつつも、ぼくは電子書籍で読んだ。
kindleはないけど、楽天koboとhontoで電子書籍が出てる。
☆ ☆ ☆
読みやすくておもしろくて一気読みだった。
2話入っていて、1話目がsideA、2話目がsideBと銘打たれてる。1話1〜2時間くらいで読める長さ。
sideAは素敵な恋と夫婦愛が描かれている。ヒロインがそんなにモテるタイプじゃないところがおもしろい。ヒロインに対するところのヒーローは、ほんとヒーローですわ。そんないい男めったにいないでしょ？といういい男（内面の話）。どちらも外見の描写がほとんどないので、読者がいかようにも想像できて楽しい。
ラストは悲しくて、愛が深くてウルウル。なんとかギリギリ涙がこぼれる寸前のところで持ちこたえた。別に部屋で一人で読んでたから持ちこたえる必要はなかったけど…
映画化されそうな感動的な話。
sideBも素敵な恋と夫婦愛が描かれている。こっちはあま〜い感じ。こっちの男も抜群にいい男。そんな男いない！と思いたい…
男女間のあま〜いやりとりがとってもおもしろい。特に女性側の心の中でつぶやく言葉がいい。ぼくもそんなやりとりしたいと思う。
こっちの作品は少しだけトリッキーな構成でおもしろい。sideAは悲しいけどこっちまで読めば穏やかな読後感を味わえる。
こんだけおもしろければ、そりゃ売れるはずだわ。
関連記事
とりあえず…
今日は生きるつもり。
ツイッターやってます。ブログ更新通知出してます。
