【読書感想】嫌われる勇気(岸見 一郎/古賀 史健)つらいときに「そうじゃない」と我に返らせてくれる本
嫌われる勇気(岸見 一郎/古賀 史健)
だいぶ前に電子書籍で買って何度か読み返している。アドラー心理学をわかりやすく教えてくれる本。
対話形式なのですごく読みやすい。先生と主人公の若い男性との会話になっていて、先生の言ってることに「あれ?」と思ったら主人公がちゃんと「どういうことですか?」って聞いてくれてる。それがすごくいい。 主人公が何者にもなれなくて悩んでいるタイプなのもいい。主人公の気持ちになって読める。
つらいときや、なんだか悪い方向に物事を考え始めているときに、この本はふと我に返らせてくれる。
われわれが他者をほめたり叱ったりするのは「アメを使うか、ムチを使うか」の違いでしかなく、背後にある目的は操作です。
おっと、そうだった。他人は操作できないんだった。
仕事を手伝ってくれたパートナーに「ありがとう」と、感謝の言葉を伝える。あるいは「うれしい」と素直な喜びを伝える。「助かったよ」とお礼の言葉を伝える。これが横の関係に基づく勇気づけのアプローチです。
おっと、そうだった。めんどくさがらずに感謝の言葉を言わなきゃ。
ええ。いちばん大切なのは、他者を「評価」しない、ということです。評価の言葉とは、縦の関係から出てくる言葉です。もしも横の関係を築けているのなら、もっと素直な感謝や尊敬、喜びの言葉が出てくるでしょう。
おっと、そうだった。他人を評価してもいいことなんかないんだった。
アドラー心理学の考えはシンプルです。あなたはいま、「誰かを無条件に信頼したところで、裏切られるだけだ」と思っている。しかし、裏切るのか裏切らないのかを決めるのは、あなたではありません。それは他者の課題です。あなたはただ「わたしがどうするか」だけを考えればいいのです。
おっと、そうだった。他人がどう動くかは考えてもしょうがないんだった。
☆ ☆ ☆
こんな風に立ち止まって我に返らせてくれる。
アドラー心理学の実践は難しいとアドラー本人も言っているそうだ。
でもこの言葉はありがたい。ぼくにもできる気がするから。
目標など、なくてもいいのです。「いま、ここ」を真剣に生きること、それ自体がダンスなのです。深刻になってはいけません。真剣であることと、深刻であることを取り違えないでください。
深刻にならずに真剣にダンスしよう。
↓続編
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