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【読書感想】異次元は存在する(リサ・ランドール/若田光一)知らない世界がありそうとワクワクできる本

異次元は存在する(リサ・ランドール/若田光一

 

テレビ番組を編集した本。

5次元世界の理論を提唱してる物理学者に宇宙飛行士の若田光一さんがインタビューするという形式。

5次元世界は3次元世界の縦、横、高さに時間、そして5番目の次元方向への距離で表される。

対話形式だからすごく読みやすい。

 

ぼくは知らない世界があってほしいと思ってるタイプ。この本で「ありそう」と思えたらいいなあと思って手にした。

やっぱありそう!

 

5次元世界が本当に存在するかどうかを確かめることはまだできませんが、だからといって存在しないという理由にもならない。それが、この理論が頭に浮かんだときに思ったことでした。

 

うんうん。見えない、確かめられないからといって存在しないとはならない。見えてるものがすべてではないはず。

 

そのときふと、「5次元世界が存在しないと言い切れる理由は、何ひとつないんだ」ということに気づいたのです。

 

なんか、科学に限らず、固定観念とか思い込みとか偏見とかにとらわれないっていいなあと思えた。

 

スライスしたパンのひとつがわたしたちの住む3次元世界。ほかのパン、すなわちほかの3次元世界が存在する可能性もあるという

 

スライスしたパンが一片だけってことはないでしょ。絶対他にもあるでしょ。

 

5次元世界の存在は、科学者、あるいは一般の人びとにとっても、非常に重要であるとわたしは考えてます。かつてアインシュタインが発表した一般相対性理論が、現在はカーナビのGPS全地球測位システム)の技術に利用されていることはご存じですか。100年前、アインシュタインがこの理論を発表したときに、将来こんなものに利用されるなんて誰が想像したでしょう。

 

ヘぇ〜、そうなんだ。やっぱり理論って大事で役に立つものなんだ。最近のGoogle Mapとかってホントすごいと思う。昔は地図片手に持ってだったもんな〜

 

最後にランドール博士のメッセージをご紹介。

 

けれども、目の前にある世界だけを見ていては、人は往々にして間違った仮説を立ててしまいます。自分以外の人間を理解する力、自分以外の文化や世界を理解する力が、より深い大きな意味での理解に結びついていくのだと思います。

そして、友情は自分以外の人を好意的に理解することだと思います。わたしの研究にとって、そして人生にとって不可欠なのはお互いにこうした関係を築くことのできた友人たちなのです。

 

自分以外の人を好意的に理解するって難しい。ケチをつけるほうが簡単だから。でもそれじゃダメなんだな。まずは友人をつくれるタイプの思考に切り替えてかないと。

 

科学の本だけど、同時に「考え方、生き方」の本としても楽しめた。

知らない世界…あるといいな〜  

 

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とりあえず…

今日は生きるつもり。

 

 

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