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【読書感想】山田詠美さん著「ベッドタイムアイズ」エロいけど文芸賞受賞で芥川賞候補のすごい作品

芥川賞選考委員をされている山田詠美さんの初期の作品。

だいぶ昔に一度読んだけど、もう1回読んでみた。

別に性的描写が目的で買ったわけではない。(念のため)

 

のっけからムンムンですよ奥さん!ぼくの体の一部も変化…

っていう話ではない。

これは官能小説ではない。(念のため)

 

主人公の女性が黒人男性を好きになるというお話。

男性はご立派な体の黒人です。大事なところもたいそうご立派という描写になっております。日本人のは"頼りない幼くかわいそうなもの(抜粋&つなぎあわせです。まるまる抜粋だと恥ずかしい)"と書いておられます。

生粋の日本人男性であるぼくには全く夢のない話です。全く夢がない。。

 

なかなか本題にいけないな…

 

えーっと、この作品はですね。

 

冷静沈着で飾りつけがあまりない文章で、男を好きになって溺れてしまう女性の心情の痛々しさを描いた作品だと思う。 

作品の空気感が魅力で、それを味わってほしい。

独特な雰囲気でとってもおもしろいですから。

ラストの痛々しさは、文章的には淡々としてるけどそうとう痛々しい。結構迫ってくる。

特定の男性に溺れるように好きになってしまったことがある女性は、特に共感できるんだろうけど、そうじゃなくても全然おもしろい。

 

ぼくはこの作品だけの文庫を読んだけど、今は他の短編とあわせた本が出てるんですね。

 

 

 

 

とりあえず…

今日は生きるつもり。

 

 

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