【読書感想】河合隼雄さん 小川洋子さん著「生きるとは、自分の物語をつくること」自分がどんだけ大人になれてないか痛感させられた
ぼくはもともと河合隼雄さんの「こころの処方箋」という本が好きだし、村上春樹さんとの対談本も読んでた。そこにきて、最近小川洋子さんの小説がおもしろいと知って読んでる。
ということで読んでみた。
とてもおもしろかった。
この本の中で、ぼくがギクリとしてなるほどと思ったところがある。
中学生や高校生は、しゃべらないんじゃなくて、しゃべれないんです。
言葉がない。
ないんです。というのは、大人はごまかしてしゃべれる。ちょっと間が悪いなと思ったら、「いや、曇ってますな」って言えばいい。話を続けられるんです。
ところが中学生や高校生の子はそんなことは絶対言いたくないわけです。自分の腹の中にある、一番これが言いたいっていうことだけを言いたい。だけど、そのための言葉がない。
ぼくも"一番これが言いたいってことだけを言いたい"といつも思っている。雑談が苦手だ。天気の話とか自分から切り出せない。
なるほどぼくは大人にはなれてない。でもごまかしてしゃべれるようになりたいとも思えない。でもできれば女性にモテたいとは思う。やっぱりうまく雑談できるようになりたい。
河合隼雄さんの言葉は、重いことを言ってても暗くなくて、なんとなく元気をもらえる気がするので、いつ読んでも心地いい。
2011年と比較的最近の本だからか、電子書籍(kindle)も出てる。
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