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【読書感想】中村文則さん著「土の中の子供」(芥川賞受賞作) ヒリヒリで病みつきになるおもしろさ

中村文則さんの芥川賞受賞作

 

土の中の子供 (新潮文庫)

 

 

数年前に一度読みはじめたんだけど、冒頭に書かれている暗い雰囲気と暴力の描写がつらくて早々に脱落。今回再チャレンジ(苦笑)

 

最後までいけた! おもしろかった!!

 

心の闇をすごく丁寧に描いている作品。

もちろん心の闇って言うからには暗いに決まっている。

書かれている場面の風景や音や匂いがヒリヒリと伝わってくる。

 

マジでヒリヒリする。。。

 

でもカラムーチョみたいに病みつきになる味。(たとえ悪いな…)

読んでる途中は「もっと味わいたいから終わらないで」と「苦しいから早く終わりにして」という相反する想いだった。

 

終わり方はぼく好み。明るいとも暗いとも言えない終わり方。

 

自分が弱っているときは弱っている人を描いた小説のほうが癒やされる(救われる)のでは?と最近感じている。そう思える方には良い作品だと思う。

 

  

とりあえず…

今日は生きるつもり。

 

 

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