【読書感想】岸見一郎さん著「アドラー心理学入門」アドラー心理学を理解したいという欲求があるなら「嫌われる勇気」よりわかりやすい
以前、アドラー心理学をわかりやすく会話仕立てにしてくれてる「嫌われる勇気」という本を読んだ。電子書籍で買ってなんだかんだ3回くらい読んだ。とってもおもしろかったので今度は同じ著者の「アドラー心理学入門」を読んでみた。
とってもおもしろかった。
アドラー心理学を理解したいという欲求があるなら、こっちのほうがわかりやすい気がする。なるべく短く要点を絞って、でもわかりやすく事例も示して書いてくれてる。
前半は子供や子育てに関することが多く、子供のいないぼくは子供を自分に置き換えたり、親を自分に置き換えたりしながら読んだ。
それでもおもしろかった。
お子さんのいらっしゃる方なら一手間かけずにそのまま「ふむふむ」とか言いながら楽しく読めると思う。
後半はアドラー心理学がどんなものかをしっかり、でも短く書いてくれている。ここが一番ぼくが欲しかったところで、満足できた。
最後の最後に「シンドラーのリスト」を事例に"個人の力で社会を変えられる"ということが書かれている。それまで個人の世界に焦点を当ててくれてたので、なんかいきなりテーマが社会全体にとんだ感じがしたけど、逆に著者の「どうしても伝えたい!」という熱意が感じられて気持ちよかった。
アドラーさんの考えをしっかり身につけて実践するのは容易じゃなさそうだけど、ぼくは身につけたいと思ってる。
宗教にもハマれないし、自己啓発本も途中で投げ出すことが大半なぼくにとっては、いまのところアドラーさんの考えが一番しっくりきてる。
しっくりっていうのは、"この考え方実践したい"と思うことで、自分が今できてるわけではない。
そうそうできるもんじゃない。(って「嫌われる勇気」に書いてあった)
なんとか「自分の人生は自分がResponsibility(責任)をもって幸せなものにする、人生は他責にしない」という考え方を身につけたい。(日本語の「責任」って他者に対する責任っていうイメージが強いから、ぼくは「レスポンシビリティ」のほうがいい)
この本を読むと、自分がいかに"他責な考え方"をしていて、"他人に嫌われることを避けようとしている"かがよくわかる。
他人の目とか価値観とかにとらわれないって難しいですよね。。。
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