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あうろーブログ

アウトローにもなれない41歳の男が今日生きるために書きます。思ったこと、たまに妄想しちゃったこと、読んでよかった本、洋楽まとめなど書いてます。アマチュアドラマー

【読書感想】川上弘美さん著「ハヅキさんのこと」エッセイ風の超短編で気軽にやさしい世界を味わえます

読書感想

川上弘美さん著「ハヅキさんのこと」

 

短編集。原稿用紙10枚程度のすごく短い話が23話。あとがきによると、もともとエッセイの依頼だったが上手く書けず、エッセイの体裁をとった小説にしたら、このスタイルが上手くハマったとのこと。 

 

ぼくは川上弘美さんの文章がすっかり好きになっているので、これも当然おもしろく読めた。

この本では擬人化した動物(しゃべる熊とか)のような非現実的な道具は使われず、現実にありそうな人生の一瞬を切り取った物語が並んでる。 

 

「ネオンサイン」より 

中途半端。それが今の私の感じにいちばん近い言葉である。思えば十年前の誕生日も二十年前の誕生日も、いつだってわたしは中途半端だった。四十八になった今朝も、それは変わらない。

 

 わかるーって感じ。特に今のぼくは自分が中途半端だと思ってるので、すんごく共感できる。やっぱりこう思ってるのは自分だけじゃないんだな。うんうん。

 

「むかしむかし」より

 むかしむかし、とあたしはつぶやいた。むかしむかし。あたしは、しあわせでした。おしまい。 

 

この本の中で一番好きな作品「むかしむかし」からの引用。好きが好きじゃなくなること、時間が何かを変えてしまう切なさを描いてる。

そうなんだよーって感じ。変わってしまったことはどうにもできない。"おしまい"って蓋をするしかない。

 

こんな感じでいちいち共感して楽しめる本。 

 

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とりあえず…

今日は生きるつもり。

 

 

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